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西口文也、引退登板。そのラストボールは… [プロ野球]

埼玉西武ライオンズを長年エースとして支えてきた西口文也投手が、
9月28日に西武プリンスドームで行われた千葉ロッテ戦で、
現役最後のマウンドに上がりました。
Nishiguchi_fumiya_13.jpg

先発・菊池雄星投手の後を受けて、5回表のツーアウトの場面で登板

相手打者は、井口資仁選手。
かつて、井口が福岡ダイエーホークスに在籍していた頃から長年対戦してきた相手です。

5球を投じて、カウントはスリーボールツーストライクのフルカウント

西口が最後に選んだボールは、彼の代名詞でもあり、
全盛期には絶対的な威力を誇った変化球、スライダーでした。

現役21年間の思いを込めて投じられたラストボールは大きく曲がって外角低め、
ギリギリいっぱいの所へ吸い込まれていきます。

かつてエースとして君臨していた頃を彷彿とさせる、
完璧にコントロールされたボールでした。

井口のバットは動きません。

そして、球審のコール・・・



「ボール!」

…おいっ!!

空気読んでよ!

そりゃ、ストライクかボールか、際どいコースでした。
クライマックスシリーズ進出を賭けた直接対決、手心を加えた判定をするわけにはいきません。

だけど、あのラストボールをストライクとコールしても、誰も文句言いませんよ!

西口も明らかに不満気な表情を浮かべましたが、
最後の登板で球場全体も温かく送り出してくれるムードの中、
クレームをつけるわけにもいきません。


もともと1人に対してだけの登板予定だったのでしょう。ここで西口は交代

最後の登板がフォアボールという、何とも消化不良な結果に終わってしまいました。


ですが、3度もノーヒットノーランを直前で逃すという、
珍しい記録を持つ西口投手。

西口らしい終わり方とも言えるのでしょうか…。

通算182勝の偉大な実績と、
最後まで良くも悪くもファンに記憶を残していった西口投手。

本当にお疲れ様でした!

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谷佳知選手が引退表明。残してきた個人記録のすごさを見る! [プロ野球]

オリックスの谷佳知選手が引退を表明しました。

現在の通算安打数は1927本。2000本の大記録まで目前に迫っていましたが、到達することはありませんでした。


2000本安打の到達こそなりませんでしたが、谷が19年の現役生活で残してきた成績は素晴らしいものでした。

谷の個人記録をいくつか辿ってみます


典型的な中距離ヒッターだったは、2001年にシーズン52本の二塁打を記録。
これは現在もプロ野球の最多記録です。


2002年には、41個の盗塁を記録して、パ・リーグの盗塁王にも輝いています。

この年は45回盗塁を試みて41回が成功、91%という驚異的な成功率を誇りました。

2003年以降は怪我の影響もあり盗塁数は減少してしまいますが、
1999年から2002年までの4年間で記録した盗塁数は115
それに対して失敗の数はわずか22と、
通算でみても非常に高い成功率を維持していました。


2013年は最多安打のタイトルを獲得
この年に記録した189安打は、パ・リーグの右打者としては、現在も最多記録です。

同年は日本ハムの小笠原道大が3割6分という高打率を残したため、
首位打者の獲得はなりませんでしたが、谷が残した打率3割5分は、
平成以降のパ・リーグの右打者ではトップの数字になっています。


ここまでの通算打率は2割9分7厘で、右打者で歴代13位の記録です。(通算4000打数以上での順位)


他にも、外野手で5度のゴールデングラブ賞を獲得しており、守備力も高い選手でした。



個人記録は素晴らしい谷でしたが、無念だったのは長く過ごしたオリックスで優勝を経験できなかったことではないでしょうか。

オリックスが2年連続の優勝を果たした1996年の翌年に谷は入団しており、その後移籍した巨人で経験するまで優勝はありませんでした。

イチロー、田口、長谷川といった主力が次々とメジャーへ移籍し、弱体化したチームで孤軍奮闘していた印象がありますね。

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谷佳知、2000本安打を目前にして引退へ…。現役生活を振り返る [プロ野球]

オリックス・バファローズの谷佳知選手が、現役引退を表明しました。

2000本安打が残り73本と目前に迫っていましたが、残念ながらその記録への到達は夢となりました。

その現役生活を振り返ります。


谷は1996年の秋のドラフトで、当時のオリックス・ブルーウェーブから2位で指名を受け、入団します。


社会人野球出身の24歳ということで、即戦力として期待をされていましたが、

その期待に見事に応え、1年目から101試合に出場します


2年目にはセンターでレギュラーポジションを獲得し、ライト・イチロー、レフト・田口壮という、

後にメジャーリーグで活躍する選手らとともに、強力な外野陣を形成します。


以降、オリックスの主力選手として活躍。

173センチとプロ野球選手としては小柄な体格ながら、巧みなバットコントロールと一発を秘めた長打力

俊足、高い守備能力を兼ね備えた万能選手として、イチローらが去り弱体化したチームを支え続けました。



2003年には、柔道の田村亮子選手と結婚して、大きな話題にもなりました。



しかし、故障の影響から成績が下降線を描き始めると、2006年のシーズンオフに読売ジャイアンツに交換トレードで移籍することになりました。



巨人に移ってからの谷は、古巣を見返すかのように見事に蘇り、不動の2番・レフトして大活躍。

自己最多の141試合に出場して前年の成績を全ての面で上回り、完全復活をアピールしました。


移籍2年目以降は、移籍初年度ほどは出場機会に恵まれませんでしたが、

レギュラークラスの選手が怪我や不調で離脱したときのスーパーサブとしてチームに貢献を続けました。

特にチャンスでの勝負強さは素晴らしく、他球団からは嫌がられる存在でした。



しかし、年齢も30代後半に入ると、出場機会も減少。

2013年にはわずか13試合の出場に終わると、巨人を戦力外に。

この時点で残り79本にまで迫っていた2000本安打を達成するべく、現役続行の道を探ります。

そこへ、オリックスからの誘いがあり、8年ぶりに古巣へ復帰することとなりました。



古巣での復活と、目前に迫った2000本安打に期待は高まりましたが、

残念ながらこの2年、一軍での出場機会はほとんどなく、大記録を前にしての引退となりました。

その控えめな性格もあってか、実力に対して地味な印象の拭えない選手。

ヤワラちゃんとの結婚や、巨人移籍がなければ、その名を知る人はもっと少なかったかもしれません。


しかし、球史に名を刻みこむ、名選手であったことは間違いありません。

来季以降は指導者としての道を歩むことになるのでしょうか。

19年間、本当にお疲れ様でした!

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ブルキナファソ出身、サンホ・ラシィナが四国ILでプロデビュー! [プロ野球]

9月2日、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの
高知ファイティングドッグス対愛媛マンダリンパイレーツで、
アフリカ西部の内陸国、ブルキナファソ出身のサンホ・ラシィナ選手
デビューを果たしました!

ラシィナは高知ファイティングドッグスに所属する17歳。

代打での登場で三球三振に終わりましたが、プロでの第一歩を踏み出しました。

ラシィナが野球を始めたのは、ブルキナファソで活動していた
日本の青年海外協力隊との出会いがきっかけでした

隊員たちの指導を受け、ラシィナは2013年に来日
高知の入団テストを受け、不合格にはなりましたが、
練習生として球団に残ることになりました。

練習生には2年間の期間制限があり、今年はその最後のシーズンでした

持ち前の身体能力と、練習への真面目な態度から、実力はみるみる向上、
8月に行われたテストで見事合格し、練習生から選手へと昇格を果たしたのでした。

高知のファンもラシィナのことをよく知っていて、
初出場の際には大歓声で迎えられたそうです。

日本とブルキナファソをつなぐ架け橋となったラシィナ、
まずはプロになるという大きな夢を叶えました。

次はどのようなステップを踏んでいくのでしょうか。


ブルキナファソに野球を広める活動をしている、
「ブルキナファソ野球を応援する会」のホームページが公開されています。

下記のアドレスからどうぞ!
http://www.burkinafasobaseball.com/#!propro2015/cl7h

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高知・藤川球児プロ初完投完封!今季のここまでの成績は? [プロ野球]

9月7日、今シーズン途中に独立リーグ・四国アイランドリーグplusの
高知ファイティングドッグスに入団した藤川球児投手が、プロ初完封勝利を飾りました!

アイランドリーグ初、ではなくて、プロ初、なのです。
もちろん、アイランドリーグでも初めてではありますが。

日本史上屈指のリリーフ投手として名高い藤川ですが、
一軍に出始めの頃は先発もこなしており、NPBでは通算14試合の先発経験があります。

しかし、完投、完封は一度もないまま、その後リリーフに転向したため、
この日の完封がプロ初ということになりました。

今シーズン、高知入団後の藤川の成績は以下のとおりです。

6試合 2勝1敗
投球回数33 失点5 自責点3
被安打21 被本塁打1
奪三振47 四球3 死球3
防御率0.82

やはり、格の違いを感じますね。
藤川球児の最大の特徴と言える、奪三振の多さが際立ちます。

イニング数に対して、およそ1.5倍。

全盛時には、当時の正捕手、矢野燿大が「伝説のストレート」と呼んだ
あのボールが蘇っているのでしょうか。

高知入団前の4、5月の藤川は調子が上がらず、
メジャーに2試合登板するも、1回2/3で2失点。
マイナーでは、AAAで9回1/3を投げて9つの四球、
AAでも1試合に登板したのみと、
苦しい投球が続いていました。

しかし、当の本人は自らのボールに復活の手応えを掴んでいたようです

その手応えを今、四国の場で証明しつつあります。

いよいよ来季は、NPBの舞台に火の玉ストレートが帰ってくるのでしょうか!?

そのときに身にまとっているユニフォームとは…

興味が尽きませんね。

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中日・若松駿太、担当スカウトに捧げる8月月間MVP! [プロ野球]

8月のセ・リーグ月間MVP投手部門に、中日の若松駿太投手が初選出されました!

若松は8月にリーグトップの4勝を挙げ、
エース吉見の離脱に苦しむ中日先発陣の救世主となっています。

8月2日の巨人戦に先発した若松は、この試合でプロ初完封

その後も安定した投球を続け、

8日ヤクルト戦は7回1失点、

16日巨人戦は6回1失点、

23日ヤクルト戦は7回無失点

と4連勝。

30日に登板した巨人戦では、残念ながら5回6失点で土がついてしまいましたが、
それでも、リーグトップの4勝が評価された形となりました。


若松の武器はストレートと同じ腕の振りで投げ込まれるチェンジアップ
打者は投げられた瞬間に速球との見分けがつかず、大きくタイミングを狂わされてしまいます。


若松は福岡県祐誠高校の出身で、プロ3年目の20歳。
全国的には無名な投手でしたが、2012年のドラフトで中日から7位指名を受けて入団しました。

このとき、若松の入団に尽力したのが、渡辺麿史(たかふみ)スカウトでした。

渡辺スカウトは九州地区を担当していたスカウトで、
現在はソフトバンクで活躍する中田賢一投手の入団にも携わっています。

しかし、2014年2月、急性白血病により渡辺スカウト57歳の若さでこの世を去ります。

今季6月にプロ初勝利を挙げた若松は、
その試合のヒーローインタビューで、
初勝利の報告を誰にしたいか?の問いに対して、迷わず渡辺スカウトの名を挙げました。

そして、月間MVPの会見でも再び渡辺スカウトへの感謝の気持ちを語っています。

チームは現在最下位と苦戦が続いていますが、若松はここまで7勝。
残りの登板次第では二桁勝利の可能性もあります。


シーズン終了後に、もう一つの朗報を渡辺スカウトに届けることができるでしょうか。


■若松駿太(わかまつ・しゅんた)
1995年2月28日生まれ 福岡県出身
180センチ、75キロ
右投げ右打ち

<今シーズンの成績>
17試合 7勝3敗
99回1/3 失点30 自責点29
奪三振83 与四球43
防御率2.54

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西武・高橋光成が史上最年少で月間MVP!8月の活躍と成績は? [プロ野球]

パ・リーグ8月度の月間MVP投手部門に、
西武ライオンズのルーキー・高橋光成投手が選ばれました!

高卒ルーキーの月間MVPの獲得は、パ・リーグでは同じ西武の先輩、清原和博松坂大輔以来となりますが、
高橋光成は、2月の早生まれということもあり、まだ18歳6ヶ月。

松坂の18歳10ヶ月を抜く、史上最年少記録となりました。


<8月の高橋光成>


8月2日のソフトバンクホークス戦でプロ一軍デビューを飾った高橋光成は、
この試合で4回途中4失点でKO。
出だしこそ、プロの洗礼を浴びることになりました。

しかし、プロ2戦目となる9日のオリックス戦で5回1/3を1安打無失点に抑え
プロ初勝利を挙げました。

すると、中6日で迎えた16日のソフトバンク戦では、
5回4失点ながら味方の援護もありプロ2勝目
デビュー戦のリベンジを果たします。

続く23日の千葉ロッテとの試合では、プロ初の完投・完封勝利で飾り、
完投能力があるところもアピール。

月末31日の楽天戦では5回2失点で白星を挙げ、今月4勝目

■8月の月間成績
5試合 4勝1敗
27回1/3 失点10 自責点9
奪三振16 与四球15
防御率 2.96


デビュー戦で手痛い登板となりましたが、
そこからあれよあれよという間、1ヶ月の間にプロ初勝利初完投初完封を記録。

あっという間に西武投手陣に無くてはならない存在にまで駆け上がりました。


高橋光成は変化球も一級品ですが、何と言っても一番の魅力は 振り切った右腕から投げ込まれるケレン味のないストレート

並み居るプロの強打者たちから、高めのゾーンでどんどん空振りを取ることができます

コントロールは荒れがちですが、それでも強気に投げ込む姿には若手投手らしい活きの良さが溢れています。


オープン戦の時点から大きな期待をされていた高橋光成ですが、
球団の方針もあり、前半戦は2軍でじっくりと育成

満を持して迎えた1軍でしたが、期待が大きかったとはいえ、
ここまでの活躍が予想できたでしょうか!


現在、西武はロッテとの熾烈な3位争いを繰り広げています。
高橋光成の登場が、チームをクライマックス・シリーズ進出へと導くことになるのでしょうか!


■高橋光成(たかはし・こうな)

1997年2月3日生まれ 群馬県出身
188センチ、90キロ
右投げ右打ち

高校2年生の時に出場した夏の甲子園大会で、全国優勝。
昨年秋のドラフト会議で西武から1位指名を受けて入団。
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野球のヒットエンドランとランエンドヒットの違いについて [プロ野球]

ヒットエンドラン(エンドラン)のほかに、ランエンドヒットという言葉があります。

よく似た名前ですね。
どちらも野球の攻撃における作戦なのですが、違いは何でしょうか?


■ヒットエンドラン

エンドランと省略して呼ばれたりもします。

基本的に、走者が一塁にいるときに取られる作戦です。

一塁走者は、ピッチャーの投球と同時に二塁に向かってスタートを切ります。
バッターは投球を必ずバットに当て、そして、出来る限りゴロを転がします。

打球が飛んでいる間に、スタートを切っていたランナーは
一つでも先の塁を狙います。

つまり、打者のバッティングで、通常よりも走者を先の塁へ進めることを目的とした作戦です。

あくまで、バッティングによって先の塁へ進むことを目的としていますので、
ランナーは牽制球でアウトになるリスクは極力避けるようにします。

そのため、盗塁をするときに比べて、スタートのタイミングは遅くなりがちですので、
打者が空振りをしてしまうと、二塁でアウトになる可能性が高くなります


■ランエンドヒット

こちらも、基本的には走者一塁の場面で取られる作戦です。

一塁走者は、二塁へ盗塁を試みます。
盗塁ですので、二塁でセーフになることが目的です。

走者は、最高のタイミングでのスタートを狙います。

純粋な盗塁であれば、一塁走者を二塁に進めることが目的ですので、
打者は投球を打つことはしません。

ランエンドヒットは、投球がストライクゾーンに来れば、
打者は打っても構わない、という作戦です。

この作戦が取られるのは、打者が強打者のケースが多いです。
このバッターにストライクを見逃させるのはもったいない、と思わせるような打者ですね。

今から盗塁するけど、お前なら打ってもいいよ、という感じでしょうか。

また、ツーストライク後の盗塁は自動的にランエンドヒットになります
ストライク見逃したら三振になってしまいますからね。



どちらもランナーが走って、バッターが打つ、となりますので、
結果だけを見ると、どちらの作戦が取られたのかは明確には分かりません。

ですが、ある程度の野球経験者や観戦者であれば、試合の状況や、
打者、走者の動きで推測ができるので、
野球中継においてアナウンサーや解説者が、
ヒットエンドランランエンドヒットと呼び分けることができているのですね。



ご理解いただけましたでしょうか?

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プロ野球・エンドラン失敗に和田監督激怒!で、その意味について解説 [プロ野球]

2015年8月27日
広島2-0阪神(マツダスタジアム)

首位を走る阪神タイガースが、広島のエース・前田健太投手に抑えこまれ、
今季12回目の完封負けを喫してしまいました。

この試合の中で、和田監督は初回に2番打者・大和選手がエンドランで空振り
したことを槍玉にあげました。
いわく、エンドランでバットに当てるのは最低条件だ、と。

このエンドランとは?
野球経験のある方、詳しい方には言わずもがなですが、
和田監督の言葉の意味を含めて、少し解説したいと思います。


正確には、ヒットエンドランと言います。

主にランナーが一塁にいるときに取られる作戦です。

ランナーは投球と同時に次の塁へとスタートを切り、
打者は投球を打ち返します。

この打球がヒットになれば、走者は早めのスタートを切っていますので、
通常であれば二塁まで進めないところを、三塁まで進むことができます。

また、打球が内野ゴロになった場合でも、一塁走者は二塁に早く到着できるため、
ダブルプレーを取られる可能性が大きく下がります。

このようにして、一気にランナーを先の塁へ進めて、チャンスを広げること、
ダブルプレーのリスクを下げることを目的とした作戦です。


ところが、この作戦にもリスクがあります。

一塁走者はあくまで打者のバッティングで先の塁へ進むことを目的としていますので、
盗塁をするときのような、一か八かのタイミングでスタートを切ることはしません。

ですので、打者がもし投球を打たなかったら、
スタートを切ったランナーは二塁でアウトにされてしまう可能性が非常に高いのです。

従って、打者がバットに当てるのは、絶対条件になります。
例え、とんでもないボール球でも、自分に当たりそうなボールであってもです。


そのようなケースなので、バットが届く範囲にきた投球を空振りしてしまったことに、
和田監督は憤りを感じているのですね。

必死さが足りない、という思いもあったのかもしれません。

特に、相手はセ・リーグのエース、マエケン。
そう何回も来ないであろうチャンスをみすみす潰してしまったわけですから。

ともあれ、首位・阪神の連敗で、セ・リーグはまだまだ混沌としています。
少し涼しくなってきた今日このごろですが、熱戦はこれからも続いていきそうです!

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イチローの背番号を引き継ぐ若鷹・ソフトバンク上林が満塁弾! [プロ野球]

パ・リーグ首位を独走するソフトバンクに、またひとつ新星が輝きました!

昨年ドラフト4位で入団した、2年目の上林誠知(せいじ)選手が、
プロ初本塁打を劇的な逆転満塁ホームランで決め、ソフトバンクの勝利に大貢献しました!

イチローにあこがれ、その背中に背番号「51」を背負う若鷹は、
ロッテに逆転を許した直後の6回裏、ツーアウト満塁の場面で打席に入りました。

22日の楽天戦でプロ初スタメンを飾った上林は、
この日の第1打席でプロ初ヒットを打ち、落ち着いて打席に入れたといいます。

そして、3ボール1ストライクからの5球目、イ・デウンの投げるストレートを振りぬくと、
打球はライトスタンドへと飛び込んで行きました!

チームが逆転された後の大チャンス、若手の上林に代えて、代打を送ることも考えられた場面ですが、
工藤監督は上林を信用し、そのまま打席に送り込みました。

その期待に見事に応える一撃となりました。

今月初旬に早々と優勝へのマジックナンバーを点灯させ、その数字を順調に減らしているソフトバンク。

そんなチームに新たな戦力が出てくるのですから、他球団にとっては溜まったものではありません。

上林が、ソフトバンクを優勝へと導く最後のロケットの役割を果たすのでしょうか?


■上林 誠知(うえばやし せいじ)
ソフトバンクホークス 外野手 背番号51
1995年8月1日生まれ
185cm 78kg 右投左打
仙台育英高校から、2013年のドラフト会議で4位指名を受け入団。

1軍成績
打率.222 本塁打1本 打点4 盗塁0

2軍成績
打率.333 本塁打8本 打点35 盗塁13

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