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プロ野球・エンドラン失敗に和田監督激怒!で、その意味について解説 [プロ野球]

2015年8月27日
広島2-0阪神(マツダスタジアム)

首位を走る阪神タイガースが、広島のエース・前田健太投手に抑えこまれ、
今季12回目の完封負けを喫してしまいました。

この試合の中で、和田監督は初回に2番打者・大和選手がエンドランで空振り
したことを槍玉にあげました。
いわく、エンドランでバットに当てるのは最低条件だ、と。

このエンドランとは?
野球経験のある方、詳しい方には言わずもがなですが、
和田監督の言葉の意味を含めて、少し解説したいと思います。


正確には、ヒットエンドランと言います。

主にランナーが一塁にいるときに取られる作戦です。

ランナーは投球と同時に次の塁へとスタートを切り、
打者は投球を打ち返します。

この打球がヒットになれば、走者は早めのスタートを切っていますので、
通常であれば二塁まで進めないところを、三塁まで進むことができます。

また、打球が内野ゴロになった場合でも、一塁走者は二塁に早く到着できるため、
ダブルプレーを取られる可能性が大きく下がります。

このようにして、一気にランナーを先の塁へ進めて、チャンスを広げること、
ダブルプレーのリスクを下げることを目的とした作戦です。


ところが、この作戦にもリスクがあります。

一塁走者はあくまで打者のバッティングで先の塁へ進むことを目的としていますので、
盗塁をするときのような、一か八かのタイミングでスタートを切ることはしません。

ですので、打者がもし投球を打たなかったら、
スタートを切ったランナーは二塁でアウトにされてしまう可能性が非常に高いのです。

従って、打者がバットに当てるのは、絶対条件になります。
例え、とんでもないボール球でも、自分に当たりそうなボールであってもです。


そのようなケースなので、バットが届く範囲にきた投球を空振りしてしまったことに、
和田監督は憤りを感じているのですね。

必死さが足りない、という思いもあったのかもしれません。

特に、相手はセ・リーグのエース、マエケン。
そう何回も来ないであろうチャンスをみすみす潰してしまったわけですから。

ともあれ、首位・阪神の連敗で、セ・リーグはまだまだ混沌としています。
少し涼しくなってきた今日このごろですが、熱戦はこれからも続いていきそうです!



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