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谷佳知選手が引退表明。残してきた個人記録のすごさを見る! [プロ野球]

オリックスの谷佳知選手が引退を表明しました。

現在の通算安打数は1927本。2000本の大記録まで目前に迫っていましたが、到達することはありませんでした。


2000本安打の到達こそなりませんでしたが、谷が19年の現役生活で残してきた成績は素晴らしいものでした。

谷の個人記録をいくつか辿ってみます


典型的な中距離ヒッターだったは、2001年にシーズン52本の二塁打を記録。
これは現在もプロ野球の最多記録です。


2002年には、41個の盗塁を記録して、パ・リーグの盗塁王にも輝いています。

この年は45回盗塁を試みて41回が成功、91%という驚異的な成功率を誇りました。

2003年以降は怪我の影響もあり盗塁数は減少してしまいますが、
1999年から2002年までの4年間で記録した盗塁数は115
それに対して失敗の数はわずか22と、
通算でみても非常に高い成功率を維持していました。


2013年は最多安打のタイトルを獲得
この年に記録した189安打は、パ・リーグの右打者としては、現在も最多記録です。

同年は日本ハムの小笠原道大が3割6分という高打率を残したため、
首位打者の獲得はなりませんでしたが、谷が残した打率3割5分は、
平成以降のパ・リーグの右打者ではトップの数字になっています。


ここまでの通算打率は2割9分7厘で、右打者で歴代13位の記録です。(通算4000打数以上での順位)


他にも、外野手で5度のゴールデングラブ賞を獲得しており、守備力も高い選手でした。



個人記録は素晴らしい谷でしたが、無念だったのは長く過ごしたオリックスで優勝を経験できなかったことではないでしょうか。

オリックスが2年連続の優勝を果たした1996年の翌年に谷は入団しており、その後移籍した巨人で経験するまで優勝はありませんでした。

イチロー、田口、長谷川といった主力が次々とメジャーへ移籍し、弱体化したチームで孤軍奮闘していた印象がありますね。



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