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スーパー台風が日本を襲うかも…。その台風の定義は? [気象]

先日、台風23号が超巨大な状態で誕生しました。

現在の地球温暖化が進行すると、さらに超強力な「スーパー台風」が日本を襲う可能性があるそうです。
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名前からしていかにもな「スーパー台風」、一体どんなものなのでしょうか。


スーパー台風は、米軍合同台風警報センターが定義したのもので、

地表付近の風速が、1分平均で67メートルを超える台風のことを言うらしいです。


日本で「風速」と言う場合、地上約10メートルの高さに設置された風速計で計測された、10分間の平均風速を表します。

10分間の平均風速は、1分間の平均風速の約0.88倍となるのが一般的なので、

日本の言い方では、スーパー台風は風速59メートル以上の台風、ということになります。


過去、このような台風が日本に上陸したことはありません。

過去に日本に甚大な被害をもたらした、1958年の狩野川台風、1959年の伊勢湾台風、1961年の第2室戸台風も、

日本上陸時にはスーパー台風の基準には達していなかったそうです。


2013年11月にフィリピンを襲った台風30号が、スーパー台風の定義を満たしたまま上陸、

死者・行方不明者が7000人を超える大惨事となりました。


現在、日本にスーパー台風に相当するような台風がやって来ていないのは、日本付近の海水温が低いため

台風は海面から発生する水蒸気をエネルギーとしており、その水蒸気が十分に共有されるためには、

海水温が26度以上である必要があります。

地球温暖化が進み、日本付近の海水温が26度を超えるようになると台風が成長を続けながら日本に接近、

スーパー台風となって上陸する可能性が高まります。


スーパー台風の特徴は風の強さ。さらにそれに引き起こされる高潮です。

過去に経験した台風とは異なる巨大な高潮が発生した場合、いままでの対応では対処しきれない可能性があり、新たな対応が望まれます

スーパー台風ではありませんが、今年の夏は記録的な豪雨が頻繁に発生しました。

私たちを囲む環境は変わりつつありますので、個人レベルでもそれに備えた準備が必要ですね



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