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空気中の二酸化炭素からカーボンナノファイバーを作り出す。夢の技術に前進。 [技術]

アメリカのジョージ・ワシントン大学の研究者が夢のような実験に成功したそうです。

その実験内容は、空気中の二酸化炭素から、カーボンナノファイバーを取り出すというもの。

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カーボンナノファイバーは、炭素原子が集まってできた物質です。
アルミの半分ほどという軽さに、同じ炭素素材からできているダイヤモンドを凌駕するほどに強く
さらによくしなる性質もあるため、自転車の車体や、スポーツ用品に使われています。
さらに、建造物の素材半導体への応用も期待される、とても有用な素材です。

実験では、空気中の二酸化炭素から炭素原子を取り出して
カーボンナノファイバーを作り出したそうで、
この処理を行う施設をサハラ砂漠の半分ほどの広さに建設できれば、
大気中の二酸化炭素を産業革命以前のレベルにまで減らすことが可能だといいます。

地球温暖化の対策をしながら、未来の物質を作り出す…
実現できればこれほど素晴らしいことはなさそうです。

ところが、この方法でカーボンナノファイバーを作りだすには、電気が必要になるとのこと。

せっかく大気中の二酸化炭素を減らしても、そのための電気を作るために石油、石炭を
がんがん燃やしていては意味がありません。
研究チームが実験を行った際は、太陽光発電を利用することで、この課題に対応したようです。

また、サハラ砂漠の1割に施設を建設できれば、二酸化炭素の大幅減少を見込めるそうですが、
この広さは日本の面積の3倍近くになります。それだけの敷地を、施設で埋めるというのも
今のところ現実的では無いように思えます…。

しかし、こうした課題を乗り越えて、実用化に至った暁には、まさに一挙両得の夢の技術となりそうですね。
ぜひぜひ、さらなる研究の進歩に期待したいです!



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